Sugiyama 椙山女学園

椙山女学園椙山女学園大学 人間学・ジェンダー研究センター

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◆2023-06-13
第1回人間講座を開催しました。

第1回人間講座(視聴期間2023年5月26日(金)~6月12日(月)、オンデマンド映像配信にて)を開催しました。椙山人間学研究センター「女性論」プロジェクトメンバーである本学の小倉祥子人間関係学部教授、東珠実現代マネジメント学部教授、影山穂波国際コミュニケーション学部教授、藤原直子人間関係学部教授、吉田あけみ人間関係学部教授を講師として迎え、「女子大学の未来を考える-女性論研究の歩みとジェンダー教育の展望」と題した講演を行いました。

「女性論」プロジェクトは、本学園の研究機関である椙山人間学研究センター設立の2005年から18年間行っている研究プロジェクトです。時代の変化に伴い、女子大学が共学化や閉校する中で女子教育についての研究をしています。内容は、女性学・ジェンダー学関連のカリキュラム・プロジェクト研究、女性の生き方研究、キャリアデザイン・キャリア教育研究、大学生のジェンダー意識の調査研究などです。こうした研究を基に『SUGIYAMA 私のキャリアマップ』『ロールモデル集 椙山発の女性たち』という2種類の冊子を制作し、本学のキャリア教育のテキストとして活用しています。

このプロジェクトでは、学生にどんな学びや経験を提供できるかを研究し、女子大学の未来について考えてきました。そうした中で、女子大学はジェンダーとしての役割を気にせずに学べる環境と、いろいろな経験を積んだロールモデルが身近にいることが魅力であり、女子大学で学んだ経験が社会に出てから役に立つと説明しました。

このようなこれまでのプロジェクトの実践を踏まえ、2021年に「女子大学としての椙山の価値を再構築するワーキンググループ」を設置し、トータルライフデザイン教育(女性が社会で自立して生きていくための力を要請し、仕事と生活の最適なバランスを図りながら、ライフステージごとの課題を乗り越えていくことを目指して、生涯というタイムスパンで自分自身の人生設計を行うこと)の拡充として教養教育科目の領域7を「女性とキャリア」から「トータルライフデザイン」とし、ジェンダー教育の取り組みも進めていると報告しました。

最後に、本学だけではなく、女子大学が連携して女子大学の存在意義を社会に発信していくことが大切であり、さらに大学間連携に限らず、行政等の機関との連携も通じて大学の魅力を対外的に見せる工夫が必要であるとまとめました。

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