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◆2015-02-05
『美肌づくりの栄養学─美と食のかかわり─』第4回人間講座を開催しました

1月22日(木)、平成26年度第4回人間講座『美肌づくりの栄養学─美と食のかかわり─』を開催しました。
講師は、本学生活科学部准教授の大口健司先生です。大口講師は分子栄養学、皮膚科学を専門に、科学的根拠に基づく美容栄養学に関する研究を行っています。
始めに大口講師は、抗老化(アンチエイジング)のための大事な要素として、長寿、健康、美容があると説明しました。次に、老化による肌悩みの一つである「しわ」ができるメカニズムについて話しました。しわは、高齢になると表情の癖が消えなくなってできてしまうもので、それは真皮網目構造(肌の中にある、皮膚を支えるための構造)の崩壊によると説明しました。
真皮網目構造が崩壊する原因の一つに「光老化」があり、太陽の紫外線によって細胞の中にできた活性酸素が、酸化反応を起こして皮膚細胞の機能を低下させます。また、余剰な糖質と体を構成するタンパク質が体の中で糖化反応を起こし、それによってつくられる糖化タンパク質が皮膚老化を進行させることも説明しました。糖化タンパク質は糖尿病の合併症も引き起こすため、老化と疾病両方の予防のために血糖値を下げることが重要だと述べました。
後半では、しわを予防するための食事について紹介しました。活性酸素の除去にはビタミン類・ミネラル・ファイトケミカル(植物の作り出す化合物)を、コラーゲン合成の促進にはビタミンCを、そして細胞増殖の促進にはイソフラボンを摂取するのが良いと説明しました。また血糖値を抑えるために、間食を控えること、アルコールを飲み過ぎないこと、低GI食品(血糖値の上がりにくい食品)を選ぶことが重要であると述べました。
最後に大口講師は、体内の老化の進行具合は皮膚に出てくるため、皮膚のアンチエイジングは必然的に体全体のアンチエイジングにつながることを知ってほしいと述べ、そのためには外から肌のケアを行う「外面美容」だけでなく、正しい生活習慣などによる「内面美容」にも心を配り、体の中からきれいにすることを意識してほしいとまとめました。

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