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◆2014-12-04
『「私たちの中にある物語」を語ることの意味─人生体験を語り、書くことを考える』第3回人間講座を開催しました

11月7日(金)、平成26年度第3回人間講座『「私たちの中にある物語」を語ることの意味─人生体験を語り、書くことを考える』を開催しました。
講師は、本学国際コミュニケーション学部教授の塚田守先生です。塚田講師は社会学を専門に、最近ではライフストーリー研究、自分史研究、教師のライフヒストリーに関する研究を行っています。
始めに塚田講師は、ロバート・アトキンソン著『私たちの中にある物語』を参考に、自分史を語ること・書くことの意味について話しました。例えば、過去の経験を書いて振り返ることで、その経験に意味づけができることや、自分の中で曖昧だった思いが明確になるなど、書くことが自己肯定認識や自己変革の可能性につながると説明しました。
次に、若い学生にも「語る人生」があることを説明し、学生が自分史的エッセイを書くことで、「今までの自分」とは異なる「新しい自分」への変革のきっかけの一つになると述べました。そして、実際の大学での授業の様子や学生の書いた自分史的エッセイを紹介しながら、自分史的エッセイを書くコツとして、今の自分がこだわっている体験を書くこと、文章力の良し悪しは気にせずに自分のためだけに書くことなどを挙げました。
また、塚田講師は、自分自身が自分史的エッセイ『浪人だった頃』を執筆することになった経緯を紹介しました。かつて交通事故で友人を突然失った体験や、苦しい浪人生活の経験など、自分の過去の物語を執筆して振り返ったことで、さまざまな出会いがあり今の自分があること、周りの人々の愛情に包まれて生きていたことなどを実感し、過去の体験を肯定的に再解釈できるようになったと話しました。
最後に塚田講師は、誰の心の中にも語るべき豊かな物語があることを話し、人間は「語りながら生きる」動物であり、「書くこと」は「生きること」と同じではないかとまとめました。

次回の人間講座は平成27年1月22日(木)の開催を予定しています。
詳細は順次ホームページで掲載いたしますので、皆様のご参加を心よりお待ちしております。

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