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◆2012-11-27
『災害現場の活動 ―仮設住宅での活動を通して―』第3回人間講座を開催しました

10月15日、日本赤十字豊田看護大学教授で本学人間関係学部の卒業生でもある奥村潤子先生をお迎えし、第3回人間講座『災害現場の活動 ―仮設住宅での活動を通して―』を開催しました。
奥村先生のご専門は看護管理、災害看護学で、実際に被災地に赴き、支援活動を行っていらっしゃいます。
講演では、仮設住宅での活動を通して得た、被災地の現状や自身のボランティア活動、学生のボランティア活動の指導などについてお話していただきました。
奥村先生は、仮設住宅における“孤立化”という問題に向き合い、引きこもって外に出てこられない方や健康に不安を抱える高齢者を対象に、健康教室や手洗い指導を行い、被災者の健康状態を診て、一人ひとりのお話を伺いながら支援活動を行ってこられました。こうした活動の中で奥村先生が強く感じたことは、「被災者の方たちは、『生き残ったのだから、泣かずに頑張らなければ…』と思っていらっしゃるのですが、行方不明の家族のこと、流された家のことなど辛い体験を忘れられず苦しんでいます。そこで大切なのは、自己の中に辛い体験を留めさせないこと。“話す”ことで気持ちの整理がつき、心のケアに繋がっていきます。」とおっしゃっていました。
また、ボランティア活動の心得として、「被災地にとって今がどういう時期かを見極めて、被災地の不利益にならないよう、事前にニーズを掴むように心がけてください。」とアドバイスもしていただきました。
最後に、「自分の命を守らなければ、人の命を守ることはできません。日常生活の中で“自分の命は自分で守る”を行動化していきましょう。例えば、災害時の避難場所や避難経路の確認、家族との連絡の取り方を決めて、必要なものを揃えるといった準備をしてください。」と自助公助の大切さを強調され、締め括られました。

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