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◆2014-06-11
平成26年度第2回人間講座『手記で読む望月カズの生涯−「韓国孤児の母」となった日本人女性の話−』のご案内

平成26年度『第2回人間講座』を開催します。

平成26年7月7日(月)17:30より、椙山人間学研究センター主催の公開講座を開催いたします。皆さまのご来聴を心よりお待ちしております。

タイトル:『手記で読む望月カズの生涯──「韓国孤児の母」となった日本人女性の話──』

講演者:樋口 謙一郎(ひぐち けんいちろう)
(椙山女学園大学文化情報学部准教授)
専門は東アジア地域研究・言語政策研究。2010年より現職。最近は、韓国の英語教育政策・多文化主義政策のほか、コリアンのグローバルな移動とコミュニケーションの様相に関する研究を行っている。著書に、『米軍政期南朝鮮の言語・文字改革』(金壽堂出版)、『北東アジアのことばと人々』(編著、大学教育出版)などがある。

講演内容: 望月(永松)カズは、日本人でありながら朝鮮戦争に巻き込まれて以来、韓国で数多くの孤児を育てながら生涯を送った女性です。
幼少にして母と共に満州へ渡り、ほどなく母と死別。天涯孤独の身となり、農奴として転売されながら、中国大陸を放浪しました。第二次世界大戦後に帰国しましたが、敗戦後の日本の惨状に絶望し、母の遺骨を持ち帰ろうと再び中国に渡ろうとします。しかし、朝鮮半島で北緯38度線を越えられず、ソウルに留まるうちに朝鮮戦争が勃発。避難の途中、目前で銃弾に倒れた女性の男児を助けたのをきっかけとして、韓国の孤児たちを育てるようになりました。
カズは生涯韓国に住み続け、育てた養子の数は130人以上になるといわれています。
本講演では、カズの手記をもとにその生涯を振り返り、日韓関係やその歴史について考えます。

【日  時】 7月7日(月)17:30〜19:00
【場  所】 椙山女学園大学 星が丘キャンパス 椙山人間交流会館1階会議室
【参 加 費】 無料
【定  員】 先着70名
【申込方法】 参加ご希望の方は、メール、FAXまたはハガキにて、お名前(ふりがな)、ご住所、お電話番号を明記の上、下記の申込先までお申込みください。
※お電話での受付は行っておりません。
※定員超過による受講の可否については、申込締切の翌日、椙山人間学研究センターホームページ(http://www.sugiyama-u.ac.jp/shrc/)にてお知らせいたしますので、ご確認ください。
【申 込 先】 椙山人間学研究センター 「第2回人間講座」係
〒464-8662 名古屋市千種区星が丘元町17-3
E-mail: ningen@ml.sugiyama-u.ac.jp
F A X : 052-781-7196
【申込締切】 7月3日(木)
【お問合せ】 椙山人間学研究センター事務室 (052)781-7146

※申込みに際してお預かりした個人情報は、本講演会以外の目的で使用することはありません。

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